ハンモックと身体感覚

ハンモックによる睡眠について
恐らくテンションの張り方や横になる角度にもよりますが、
お尻を中心として、頭と足が10ｃｍ程上がる事による効果は、リンパ浮腫の
患者さんへの指導方法が応用できると考えられます。通常床上での足上げ睡眠は、
血流改善はおこりますが、機能上、腰への負担がかかり、長期で行なうと
問題が指摘されています。これがハンモックであると身体を支えているのが
点ではなく面である為、緩和される事は容易に想像されます。
しかし、ハンモックでの睡眠は足が上がるや角度によっては寝返りが
容易にうてない事もあって練れていない方は、足が若干痺れるケースがあります。

また、ハンモックの眠りの深さは、この寝返りが自然に少なくなる事にあると思われます。
寝返りを行なう必要性はいくつか理由はあります、例えば同じ姿勢で寝続けることで
「血管の圧迫による血行不良」を防いでいるということです。
床ずれのケースですと素材によって緩和されるので、ハンモックの素材の特性が
この点を緩和させていると考えられます。
寝ながら体の向きを変える"寝返り"が多い人ほど眠りが浅く
なっていることは、医学で分かっています。
従って、ハンモックの睡眠は、面で身体を捉えている為と通気性のある素材によって、
寝返りをうたなくても血行不良（床ずれ）にならなず、寝返りの少なくなる事で
良質な睡眠が得られるのではないかという仮説にたどり着きます。
（文責　たむらひろし）

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